海水魚飼育を始めよう!生物濾過?ろ材について考えてみよう!

生物濾過・ろ材についてどんなものがあるのか、どういったものを選べばいいのかを考えていきたいと思います。

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生物濾過って?

生物濾過とは、簡単に言ってしまうと、水の中にいるバクテリアの働きによって水質を綺麗にするのが生物濾過です。言ってしまえば生物濾過は自然界と同じような濾過方法ということですね。

どうやってバクテリアが水質を綺麗にするのかは下記の記事を参照してください。

バクテリアは初めからいる?

バクテリアは空気中を漂ってるゴミやホコリの中だったり魚などに付着してるので、水槽に水を貯めておくだけでバクテリアは繁殖します、ですから初めからバクテリアはいると言えるでしょう。

ですが、海水のバクテリアは増えるのが遅いので、ろ材や多孔質なものを入れ、出来るだけバクテリアに多く定着してもらえる環境をつくりをして、水槽内が安定するようにしなくてはいけません。

そして、水質を綺麗にするバクテリアのほとんどが好気性バクテリアなので、できるだけ水通りがよく、酸素を供給できる場所をバクテリアに提供する必要があります。

ちなみに定着といっていますが、ろ材に直接バクテリアの個体がくっつくわけではなく、ろ材の表面にバクテリアの体外物質でゼラチンみたいなバクテリア(生物膜)をつくりその中でバクテリアは増殖します。

バクテリアを増やすには?

海水のバクテリアは増えるのが遅いといったのですが、最低でも3週間は生体を入れずにバクテリアを増やす期間に当てましょう。

また、3週間放置はダメです、バクテリアが増殖するということは硝酸塩なども蓄積していくので、アンモニアPH(ペーハー)亜硝酸塩硝酸塩を測り、硝酸塩が溜まってきたなと思ったら、常に水換えは必ず行うようにしてください。

そして、生体を入れずバクテリアを増やす(追加する)には下のようなものがあります。

ライブロックを投入

これはとても重要なアイテムなのですが、ライブロックは多孔質なため既にバクテリアが定着していますので、そのライブロックを入れて定着しているバクテリアに働いてもらうということです。

ちなみに、真水で洗ったり乾燥させたりするとバクテリアは死滅してしまうので、そういうことからライブロック(生きてる岩)と言われ、状態の悪いものをデスロック(死んでる岩)と言います。デスロックは臭いもきついです。。

投入に際して状態の悪いものを入れると水質が悪化して立ち上がらなくなるので購入する際は気をつけて選んでください。

参考:ライブロック Sサイズ 1kg 楽天 Amazon

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バクテリア剤の投入

こちらは各社から色々なものが出ているので、お好みでというところですね、ただ淡水用と海水用があるので購入の際は間違えないように気をつけてください。

一つの意見として、バクテリア剤は必要ないという人もいるのですが、経験次第で使うか使わないかはどちらでもOKだと思います。

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参考:PSBQ10 500ml 楽天 Amazon

ちなみに私はこの商品をよく使ってます。

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餌の投入

バクテリアは餌やフンをエネルギーにするので、その栄養素がないとバクテリアの増殖も遅くなります。なので、何もいない水槽ですが、少量だけ餌を入れることでバクテリアの栄養素を入れてあげるということもありだと思います。

濾過について

まず、バクテリアの定着に必要な濾過(生物濾過)について考えていきましょう。

ちなみに生物濾過のお話なので、基本的にオーバーフロー水槽や、外部式フィルターなど共通で言えることです。

生物濾過不浮遊法固定床法ドライ式
ウェット式
流動床法ウェット式
浮遊法使わない使わない

生物濾過では「浮遊法」「不浮遊法」があるのですが、飼育水で使われるのはほとんどが「不浮遊法」になり、ろ材の使い方によって「固定床法(こていしょうほう)」「流動床法(りゅうどうしょうほう)」に分類されます。

固定床法(こていしょうほう)

ろ材が固定されている状態で、水がろ材を流れる方式(下の図を参照)で、「ウェット式」「ドライ式」の2種あり、その名の通りなのですが、ウェット式はろ材が水に浸かっていて、ドライ式はろ材が水に浸かっていない形になり、2つとも一般的な濾過設置方法です。

ドライ式ではウェット式よりバクテリアの定着が遅めという点があげられます。

流動床法(りゅうどうしょうほう)

ちょっとまだ一般的に定着していない(私が思う限り)のですが、軽めのろ材を水流で常に動かし、ろ材同士の接触面をなくしバクテリアの好む好気性域を保持するやり方です。

固定床法のろ材について

ろ材には色々な形があり迷うところですが、固定床法ではできるだけ接触面を少なくして、好気性域を増やしバクテリアの住みやすい環境を作れるろ材選びが重要です。

ろ材の形と接触面

ろ材同士が接触してしまうのは仕方のないことですが、できるだけ接触面を少なくすることで、好気性域を確保できるものがいいです。

下記でいうと、一番右の点接触が点と点での接触なので、接触面が一番少なく効率がいいと言えるのです。

また、リング状のものはある程度の大きさのゴミなら中を通って抜けてしまうので、詰まることはないのですが、点接触の物はリング状のものよりそれぞれの隙間が少ないので、大きめのゴミがあると詰まってしまう可能性があります。

そのため、点接触の丸いろ材などは生物濾過前の物理濾過(スポンジなどでゴミをとる)でしっかりとゴミをとることが重要になってきます。

ろ材の材質

ろ材の材質では、できるだけ多孔質で水が流れやすいものを選ぶことで効率よくバクテリアが増殖します。

効率を考えると無孔質と多孔質では同じ大きさでも、バクテリアのつく面が多孔質の方が多いので、効率がいいのは多孔質ということになります。

多孔質の方が効率はいいとは言ったですが、左の画像のような多孔質は水の流れが止まってしまう部分が沢山あるので、多孔質でも避けるようにしましょう。

右の多孔質ろ材は左と違って、水通りが良く好気性域を効率よくつくれるといえます。

バイオボールなどは接地面も少なく、目詰まりをしにくく作られているので、さらに効率的に作られていると言えます。

流動床法のろ材について

そこまで定着していないのか、種類は選べるほどはありません。

下記とかですかね。

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ろ材を入れた時の水質への影響

ろ材を入れた時の水質への影響ですが、もちろんないわけではありません。

PH(ペーハー)という数値を気にする必要があります。

PH(ペーハー)は7が中性上がるとアルカリ性下がると酸性になります。海水は中性より少し高い微アルカリ性(8くらい)なのですが、ろ材の材質によってはPHが上がったりするという注記が書いてあったりするので注意しましょう。

ろ材の量

ろ材の量はできるだけ多い方がいいと個人的には思っています。

私は初めはまとめ買いして、60cm水槽に対して外部式だと1L〜2L使ってます。

オーバーフローならできるだけ多めに入れるようにしてます。

ろ材の洗浄・交換時期

ろ材にはデトリタスといって生き物の排泄物や微生物の死骸などの有機物がろ材部分に溜まってしまったりして、目詰まりを起こしたりするとろ過能力が落ちたりするので、一生入れておいて放置というわけにはいきません。

まず洗浄ですが、結論から言って間隔は人それぞれです。生体の数や、水槽に対してのろ材の量などその水槽の条件にもよるので、一概にこれ!とは言えないのです。

とは言っても大体2〜3ヶ月に1回くらいが目安かなと思います。慣れてきたら自分の水槽にあった洗浄時期にしてみましょう。

洗浄する時は、バクテリアが死んでしまうので、水道水では洗わず、必ず飼育水をバケツに入れてその中で洗うようにしてください。

そして交換ですが、ろ材の交換時期は人それぞれと言え、メーカー的には半年に1度くらいを推奨していたりするのですが、ベテランの方などは2〜3年使ってるなどまちまちです、できればPH(ペーハー)が不安定になってきたり、目で見て(これは慣れですかね 汗)もう限界かな?と思ったら交換です。

私は大体半分残して半分新品にして1年に1回くらい交換してます。

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参考:カミハタ バイオボール 3L 楽天 Amazon

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参考:パワーハウス ベーシック ハードタイプ Lサイズ 楽天 Amazon

まとめ

生物濾過を安定させる第一歩は立ち上げ時です、十分なバクテリア増殖期間を持ち、適切な素材を自分なりに組み合わせて、あまり過剰に生体を投入しない。ということが重要です。

生物濾過を考えた時のろ材で注意しなくてはいけないことは

① ろ材の洗浄・交換時期

② ろ材の材質

③ ろ材の形

④ ろ材の量

⑤ ろ材の水質への影響

と言ったところでしょうか。

色々と自分の予算に合わせて、無理せず、

ゆっくりと長い目で水槽環境を整えていきましょう!

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